ビリヤードと保育の日々

保育しながらの気づきや、ビリヤードのことを綴ってます。

一点集中 〜保育論25〜

今となっては「発達障がい」は、(ほぼ)世間に認識されている。

大まかに分ければ、

自閉症

ADHD

・LD

などなど…

基本的には、先天性で遺伝子に異常があったりとするものだ。

過去には、「変わった子」みたいにスルーされてきた。

それが近年、増えてきている。

出産前に検査できたり、医者の診断をもらったり、症状に基準ができたりと、そこも関わるのもあるだろう。もしかしたら食生活の変化もあるだろう。

しかし私は、もう一つの要因があると思う。

 

それは一点集中だ。

一つの愛を全力で受けたり、何かに没頭できたり。

今では情報化社会の名の下で、感覚を一点に集中できない社会にある。

育児に関しても例外ではない。

そこにこそ、この問題の根源が眠っている気がする。

親が子どもに一点集中できない。

子どもが興味関心に一点集中できない。

子どもが成長の過程(特に幼少期)で、この過程を経験できないと、自閉症スペクトラムを背負うことになるのではないか。

私はそう思っている。

つまり後天的にも発達障がいは発生する、ということ。

もしかしたら経済(社会)の成長と、子どもの成長は相反するものなのかもしれない。