ビリヤードと保育の日々

保育しながらの気づきや、ビリヤードのことを綴ってます。

子どもを閉じ込めるな〜保育論11〜

子ども子育ての制度の改変で、確かに子どもの育成に関するものは充実してきた。
その施設の在り方について疑問がある。
各々の施設が成り立つには、当然子どもの登録がいる。そして施設が増えるほど、当然子どもの確保(奪い合い)になる。子どもの人数で補助額が変わるのだから、当然と言えば当然だ。
しかしここに捻れが発生する。
保育方針や、子どもへの還元がその差に影響するのであれば、ごもっともだろう。
だが実際は、結局「便利さ」「預けっぱ」の親と事業者主観で、つまり施設と保護者の「利害の一致」で成り立ってしまっている。
親を主観にすることで、事業者は利益を得るために子どもを寄せ集めて、閉じ込めてしまっている。
無事に施設に預けられて鳥カゴに閉じ込められてしまう子ども。施設が空かず家計は苦しいが、待機児童となり、家族で暖かく過ごす子ども。
何が幸せなのだろう。
行政が、事業者が親のために綺麗事の御託を並べたところで、子どもの幸せに繋がるのだろうか。
もう一度、何がメインなのか見直すべきではないだろうか。