どっちだ 〜保育論24〜
「今どきの子ども」で言われるのはゲーム、スマホ、いわゆるエンターテイメントとメディアだ。
それらに侵されてしまっているらしい。
テレビニュースで子どもの殺人事件が取り上げられれば、「今どきの子どもは怖い」。
果たしてそうなのか?
未成年による殺人事件は、件数としては昭和前期〜中期が一番多く、まぁ、割合としては大した差はない。
ベビーブームから子どもが増えた時期に、合わせて件数も上がっている。
割合としては一緒なのだ。
無いに越したことはないのだけれど。
ここまで書けば気づくと思うが、子どもが凶悪になったり、おかしくなっているワケではない。
確かに内容としては、昔じゃありえない残忍さのものとかはあるかもしれないが、そこまでなる背景を考えないといけない。
とにかく言いたいことは、メディアに操られているのは、とどのつまり「今どきの大人たち」であるということ。
情報を疑わず真実を知ろうとしない、あなたたちこそが「今どき」を作っているのではないだろうか。