ビリヤードと保育の日々

保育しながらの気づきや、ビリヤードのことを綴ってます。

連携 〜保育論19〜

先日、学童保育対抗の、あるスポーツの大会があった。

私の学童保育のチームは、前年優勝しており、「連覇なるか」とテレビ局の取材まで来た。

結果は見事連覇を成し遂げてくれて、それはそれで嬉しいのだが、それは「結果」であり、わたしの中では重要ではない(大会の趣旨がレクレーションでもある)。

今年は酷暑で、なおかつもともと体育館がクラブ活動でいっぱいで、借りにくい状況もあり、大した練習はできていない。メンバーも昨年に比べ低学年メインであった。

そんな中、成し遂げた「中身」が素晴らしかった。

 

それは流行りの「絆」というくだらないものではない。

「絆」というのは、それこそ「役割」を決め、それぞれが決められたことをやる、ということだ。つまり「制度性」の中で役に立つ。これは決められたこと以外はやらない(やれない)。

 

子どもが見せてくれたのは「連携」だ。

「連携」とは、その時その時で、それぞれがやれることをやる、ということだ。

「連携」こそ「ヒト」の真髄であるとでも言えるだろう。

弱い人間が、ここまで進化発展できたのも「連携」によるものではないか。

 

大げさかもしれないが、これは「人間の進化発展」を、表してくれたのではないだろうか。

そして大人が「教えて」育つのではない。共に「感動」して「共有」して「連携」しながら育っていくのだ。

大人は出しゃばらず「後は任せたよ」でいいのだ。